ニッポンのいい出会いを求めて地域を取材。


by houdou-nippon

報道ニッポン 近くにいてくれる

「クレヨンしんちゃん」の魅力について、以前ママ友だちが「しんちゃんは下品だけど、いじめがないから良いよね」と言っていました。確かに下品ね。でも、子どもが下ネタが大好きなことくらい親ならよく分かっている。いじめようにも、誰もしんちゃんを止められないし、しんちゃんの関心は面白いことをしてみんなから受けたい一点にあるから、他者との絡みに陰湿なところがないわけです。アニメ放映開始当初は随分叩かれたようだけど、それは大人の勝手ですよ。元々青年漫画なんだからさ~と漫画好き母さんは思っちゃいます。原 恵一監督が撮った2本の映画(大人帝国とアッパレ戦国大合戦)が評価されたら、手のひらを返したように認知するあたりも大人の都合ですよね。そんな日和見を吹き飛ばして、現在公開されてる「BLLAD 名もな
き恋の歌」は現代画報で紹介しても良かったんじゃないかなと思います。
「クレヨンしんちゃん」で描かれる子どもたちの日常は、子どもにとって面白いものです。ヒーローになれなくても、不思議な生き物を飼ったり宇宙を旅したりしなくても、自分と同じぐらいの歳の子どもが大人をからかったり、おしりを出して歩くのを観るのは、空想的なアニメとは違う爽快感があるのでしょう。近くにいてくれる、という安心感。そして、野原家のくだらなくて時々ちょっと切ない身近な出来事を、「そうそう!分かる~」と親子して膝を叩きながら観られること、それは平和以外の何ものでもない。息子が自分のことを俺でも僕でもなく、「オラ」言うのを許しているのは、私自身がしんちゃんのファンだからです。
しんちゃんの作者である臼井儀人さんが不慮の事故で亡くなられたのは、本当にショックでした。彼が最期に見たものが「撮りたかった風景」であった
のなら、少しだけ救われる気がします。ご冥福をお祈りします。
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by houdou-nippon | 2009-09-29 17:28